みなさんこんばんは、私です。
本日5月10日は、私の大好きなアイドルグループが結成された日です。
今日で10周年。
10年前、彼らはアイドルとして出発したわけではなかったし、私もアイドルオタクとして彼らを応援し始めたわけではありませんでした。
彼らは「踊り手」で、私は「ニコ厨」でした。(言い回し的にこの言葉を選んだけど、頭に思い浮かんだ瞬間走馬灯ののち鳥肌)(ブラウザバックもうちょっと待ってください)
2012年5月10日、morning musumen。の踊ってみたが初投稿されました。
その動画がこちら
初めの印象は「私の1番好きな踊り手さん*1と、その周りの彼と仲のいい踊り手さんたちが集まった踊ってみた」です。私的好きな踊り手アベンジャーズといったところでしょうか。
「白服さんと、鈴木香音ちゃんの約束の動画*2に野崎さんもいるなんて…!すごい!!」とも思いました。
『メンバー全員好きな人』
そんなグループができてしまったのだから、応援するのは自然の流れだったのだと思います。
(ただ、当時の私はニコニコ動画が大好きで、ボカロも歌ってみたも踊ってみたも好き!全部好き!!な状態だったので、その中から、彼らだけをずっと応援するようになったのは、思い返しても少しだけ不思議です。)
しばらく踊り手である彼らを応援していて、ある日気が付いたら、オリジナルソングができていました。MVも投稿されていました。
アイドル気取りアイドルの誕生です。
キャッチーな歌と仲の良さがよくわかるMV。オリジナル曲を作ることって当時の踊ってみた界隈ではあまりなかった挑戦です。それも男性踊り手が。
楽しいな、と思いました。(休日のランチタイム過ぎたドリンクバーくらい薄い感想)
新しいことに挑戦する人たちってとても魅力的に映るんですよね。当時オタクとしての自我がなかったとはいえ、それは感じ取ることができました。
そこから、アイドル気取りな彼らの旅路が始まりました。単独ライブを開催したり、新メンバーが加入したり、様々なイベントに出たり、さらには新曲も出して!どんどんアイドルとしての輪郭が濃くなっていきました。
彼らを応援する日々は、それまで「アイドル」を好きになったことがなかった私には全てが新鮮でした。
「好きな踊り手」は「推し」になり、「ニコ厨」だった私は「アイドルオタク」になりました。
ライブに行って推しの色のペンライト(茶色がないので最初は似ているからオレンジを振っていた気がする)(チョコバーを持つ勇気はなかった)を振り、大きい声でコールをして、グッズを買って帰る一日。
特典会は、推しと話すという事象に耐えられる気がしなくて、勇気がなくて、数年間は行けなかったです。
そうして少しずつ、けど着実に大きくなる彼らを応援する日々は、とても楽しいものでした。
いつしか、アイドル気取りから、本当のアイドルを目指すようになった彼ら。こちらが考えうる以上の苦労や葛藤があったと思います。それでも、続けることを諦めないで、更にステップアップしようとしてくれたことが本当に嬉しかったし誇らしかったです。
最近気が付いたのですが、私はMesemoa.が決断することに不安を覚えたことが一度もないんです。
にーちゃんが活動休止を選んだときは絶対に戻ってくるって信じていたし、
ぜっちゃんが卒業したときはとても寂しかったけど、また違う形で一緒にいられることが嬉しかったし、
むすめん。からMesemoa.になったときはわくわくしたし、
株式会社DDを設立したときは、いつか事務所に所属するなら自分たちで会社起こしてくれないかな~*3と思っていたので、それが現実になってやっぱり嬉しかったです。
決断を、覚悟と努力で正解にしてきた彼らだから、どんな道に進んでも応援しようって思えるんです。そうやって応援できる人がいるのは幸せですね。
ところで、Mesemoa.のライブってとても楽しいんですよ。最新が最強で最高なんです。
新曲も、ずっと歌い続けている曲も、ライブを重ねるごとにどんどんかっこよくなっていきます。
いつだって、どこだって、同じ現場はひとつもありません。
10年で、たくさんのオリジナル曲ができました。
かっこいい曲、可愛い曲、哀しい曲、盛り上がる曲、パフォーマンスに魅入ってしまう曲、いろんなレパートリーがあります。
10年で、彼らのパフォーマンスは桁違いにパワーアップしました。
一糸乱れぬフォーメーションダンス、それぞれが違うメロディーを歌って作るハーモニー、かと思いきや綺麗に重なるユニゾン。パフォーマンスはずっと進化し続けています。
10年で、ライブは会場の規模もセットもどんどん大きく、豪華になっていきました。イヤモニも使うようになりました。
この10年で、たくさんのアイドルドリームを叶えてきました。
紛れもなく本物のアイドルです。
そして、私にとっては最初で最後のスーパーアイドルです。
それでも、MCは変わらず騒がしくて面白いし、みんながとっても仲良しです。
仲良しすぎてなかなか次の演目に進まないことも変わらないです。この間のライブでは、時間が押すとアラームを鳴らされるようになっててウケました。よかったね。
目標に向かって邁進する姿勢も、変わっていません。
大切なことは何一つ変わらずに、変わり続けてきました。
そんな彼らが、ずっと掲げていた目標の場所があります。
日本武道館です。
アーティストなら、きっと一度は夢見る場所だと思います。
けど、夢を見るだけで終わってしまう人たちも数えきれないほどいるでしょう。
簡単に立てる場所ではないことは、私でもわかります。
Mesemoa.は、日本武道館に立つためにたくさんの挑戦をしてきました。
アイドル気取りから始まった彼らですから、きっと暗闇を手探りで進む日もあったと思います。
そして挑戦の日々を過ごす中でやっと出口の光が細く見えた矢先に、コロナ禍です。
この数年間、彼らも私たちも先が見えない終わりがわからない流行り病に左右され続けましたね。
みんながしんどかったと思います。
名前を呼びたくても呼べないライブがこんなにも苦しいこと、初めて知りました。
だから、春ツアーで10周年をみんなとお祝いしながら、名前を呼べる地があったことがとても嬉しかったです。同時に安心感、と少しの不安。
これからも、たくさん声を出して、名前を呼べる日々が戻ってくるといいな。そう強く願いました。
久々に声が出せる会場もあり、少しずつ動き出したかな、と感じた春ツアーのファイナルでは1つの発表がありました。
2023年3月14日
思っている数倍の速度で、大きく動き出していました。
いつか、の場所がもう手の届くところにありました。
私は、彼らの大事な発表があったとき、そしてそれが達成されたときには必ず、むすめん。が初めて中野に立った公演の自己紹介で、のっくんが「感慨深いね」とポツリと言ったことを思い出します。
「感慨深い」
そのひとことに尽きますね。
初めての日本武道館、どんな景色がみられるのでしょうか。
いつだって挑戦をし続けてきた彼らの念願の場所ですから、きっと素敵な公演になるに違いありません。
彼らのことを応援するたくさんのペンライトの光は、きっと何にも代え難いくらい綺麗なんだろうな。想像だけでわくわくできちゃうね。
友達がいなかったあの日から、時間が経って私はここで大切なお友達がたくさんできました。
大好きなイルミィのみなさんと、歴史的瞬間を目撃できることが今から本当に楽しみです。
それとひどく個人的な願望ですが
武道館公演には、かつてむすめん。のことを好きだった人、Mesemoa.のことを好きだった人にもたくさん足を運んでもらいたいなと思っています。
けど久しぶりだとなかなか行きづらいですよね。
自分だったらどうするかな、って考えたんですが(隙自語)、やっぱり足を運ぶのめちゃくちゃ躊躇うと思います。
だって知らない曲もたくさんあるだろうし、ノリについていけんのか!?という不安も大きいはず。だいたい周りも他界してるから友達がおらん!ということもあるでしょう。
それでも、私は来てほしい。
かつてあなたが好きだったグループが目標の地に立ちます。
今の彼らがどんなパフォーマンスをするのか、ぜひ見てほしいです。
それと、これからMeseMoa.に出会う、まだ見ぬイルミィさんも、特に興味はなくても、お友達の動員で会場に足を運ぶ方もきっといると思います。
どんな人にも、彼らは等しくアイドルとして最高のエンターテイメントを見せてくれると思います。
いや誰やねん。すみません。
けど、これは本気で思ってます。だから安心して来てほしい。
みんなで一緒に大きな玉ねぎの下で、最高の思い出を作りましょうね!!!
2023年3月14日、ド平日です。
社会人アイドルオタク、年度末の繁忙期ではありますが死ぬ気で有休を掴み取ります。ほんまに。
10周年おめでとうと祝うつもりが、とても長い自分語りと日本武道館公演の宣伝となってしまいました。いやはや失礼致しました。
それでも、ここまでお読みいただいたこと、感謝申し上げます。
もう少し続きます。
私には彼らを好きになったから、出会えた人たちがいて、行けた場所があって。
10年前、彼らが動画を上げなければ、アイドルを気取らなければ、絶対にここにはいません。
たくさんの夢、希望、愛、幸せみたいなキラキラな感情も、悲しい、悔しいみたいな非キラキラな感情も、全部がここにありました。
手放したくないなって思います。
だからこれからも、ひっそりと、けど自分が納得できるくらいにはしっかりと、茶色のペンライトを振り続けたいですね。
むすめん。を、Mesemoa.を好きになって良かった。
10周年、おめでとうございます。
大好きです。
日本武道館では、大きい声で名前を呼べますように。